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日刊TRPG総合メールニュース 語り部日報:JGCレポートその1
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本号は特別増刊号です。
銅大さんによります、JGC2000の参加レポートをお届けします。ながめなの
と日報の発行が遅れているため、増刊でお届けします。
銅大のJGC2000参加レポートその1
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東京はホテル浦島で行われました「Japan Game Convention 2000 (以下JGC
2000)」に参加いたしましたので、それの参加レポートを投稿いたします。
※注意※
読み物としての面白さを出すために、内容には一部、誇張と省略が入ってお
ります。
また、筆者の記憶に頼っておりますので勘違いもあり得るかと思います。
何か事実誤認の点にお気づきの方がおられましたら、ご一報ください。
■8月25日(木)JGC前日
まずは前日に広島から東京に新幹線で移動。
新幹線の中ではのんびりと『永遠の森』(菅浩江/早川書房)読む。ちなみに
この作品、面白い……のだが、この感性は女性だよなぁ、と再認識。
ちなみに前日に移動した理由は決してあやしげな店で何かあやしげな物を購
入しようとか、そういう理由からではない。
簡単な話、現在の私は体力的にかなりしんどい状態にあるので少しでも体力
を温存すべく、移動による疲労をなくすために前日に東京入りしたのである。
いや、もちろんあやしげなお店に入らなかったわけではないですよ、はい。
ただ購入する物が“今回は”なかったというだけで。
広島も「プレイスペース広島」という専門店が出来たおかげで、たいていの
物は(ウォーゲーム同人誌の『ゲーム・ジャーナル』なども)手に入るようになっ
たゆえ、荷物になりそうなものはできるだけ購入しない方針をたてる。
そうでなくても『セブンフォートレス・アドバンスド』とか『ブレイド・オ
ブ・アルカナ』とかのルールブックや各種シート、プレイに必要とする小物の
類を抱えており、荷物はそーとーな物になっていたりなんかするし。
それでいてなぜに『日経サイエンス10月号』が鞄の中に入っているかね、私
は。
明日からの件でFEAR(ゲームフィールド)に挨拶にいくと、そこはえらい修羅
場に。考えてみると、JGCがあろうがなかろうが、普段の仕事は普段の仕事とし
て存在する上に、JGCのイベント作業や物販の準備があるわけなので忙しいのは
当然でござりまするな。
物販などの重い荷物を朝から運んでいたとかで、磯田さんは完全にダウン。
田中信二さん曰く、
「交代でダウンしとります」
皆さん、お身体には充分にお気をつけて。
FEARの事務所でうれしそうにスニーカーの新刊の見本を見せる山本剛さん。
『クロックワーク』に続く新シリーズは現代(ちょっと未来で)舞台で小学生の
探偵物とのこと。ファンとして楽しみ。楽しみ。
ここでJGCのパンフレット(今までもらってなかったりしたのだ)や、FEAR関
係のイベントに関連する資料などをもらう。
その後、中島社長や久保田さんと一緒にご飯を食べに行く。
最初は、(時間も遅いので)ファミレスで食事をとろうかという話になってい
たのだが──
「いいか。明日からの俺たちの食生活を考えてみろ! 今ここでちゃんとした
ご飯を食べるのがどれだけ重要かを!」
──と中島社長が力説。なんか、去年の JGC99で山北さんとラーメンを食べ
て人間としての尊厳値(『ブレイド・オブ・アルカナ』参照)を回復させた事を
思い出す。
私は一〇年ほど前の東京転勤中、毎晩遅くに帰宅してコンビニ弁当(それも
同じ鮭弁当)を毎晩食って平気だったのだが、それはすでに私は殺戮者に堕ち
ているということか?
ともあれ、三人でヒレカツ定食を食べる。
中島社長はご飯のお代わりをもらいそこねてちょっと敗北した気分だったら
しい。
資料に目を通しながらその日はホテルでお休み。
■8月26日(金)JGC1日目
JGCの始まりは18時。
で、それまでナニをしていたかというと……ぐーぐーと寝だめ。
不眠症を頭痛薬と睡眠薬のチャンポンで力任せに押し切り、16時まで寝続け
る。
これからの三日間、睡眠時間はきっと短いはずだから。
ちなみに、私が東京で定宿にしている蒲田のアペアというビジネスホテルは、
そこそこのお値段でありながらちゃんと和室を用意してくれる。八畳間に大の
字になってぐーすか寝られるのは素晴らしい。
さて、17時過ぎになり有楽町経由で会場であるホテル浦島へ。
すでに重い荷物を抱えながら同室の山北さんを探して右往左往。なぜにあれ
だけの巨大な体が見つからないかな。おそるべしホテル浦島。というか、参加
者の大軍。
ようやく山北さんを捕まえてホテルに荷物を置いてほっと一息。
いつしか時間は開会式(18時)を大きくオーバーしている。
参加予定の『ギアアンティーク・ルネッサンス風雲録』(『ディプロマシー』
風味のマルチゲーム。決して『フンタ』風味ではない……はず)が21時だから、
それまで自分も執筆したビーストバインドミレニアムの物販スペースでものぞ
いて、お客さんとおしゃべりでもしようかと思っていると、突然田中信二さん
が出現。
「銅さん、お願いがあります」
「なんでしょか?」
「ライブRPGのグランドマスター手伝ってください」
「はい〜〜?!」
突然の人手不足というやつである。
さて、ここでライブRPG『新戦国南北朝動乱ライブRPG』に関して簡単にご紹
介しておこう。
このライブRPGは『天羅万象零』の世界での冒険を扱っている。
『天羅万象零』の世界は、帝が正統を競って南朝と北朝に分かれて争ってい
る戦国時代である。
参加するプレイヤーはこの南朝側と北朝側とに分かれる。
ちなみに南朝側か北朝側かは、入り口で渡されるビンゴ・カードの色で決ま
り、本人の意思は無関係。そーでもしないとコントロール不可能やし。
ついでに、この時点で一緒に渡されるキャラクターカードでキャラクターも
決まる。戦闘に強いサムライ。情報収集に強い忍者。交渉事に強い法師。その
他、巫女や傀儡(自動人形)なんかもいる。
ゲームプレイにビンゴカードがなんで必要かというと、このゲーム、ヒット
ポイントをビンゴカードにあいた穴の数で決めるのである。つまり3つ穴があ
いていると3点。縦・横・斜めに一列にあくとさらにプラス5点。
このヒットポイントはライブRPG最後の南北朝決戦で使用する。
グランドマスターの山北さん曰く──
「天羅万象零の世界における住人は心に傷を持っている。それが君たちのビン
ゴカードの25個の心の傷や。このままではロクに戦えん。そこで(穴を開けて)
心の風通しをようするのがまず最初の仕事や」
じゃあ、どうすればいいかというと、ビンゴカードに書いてある番号(1〜75)
と同じ番号のミッション(シナリオ)をクリアすればいい。
ミッションは、戦国時代らしく密書を運んだり、暗殺をしたりというものか
ら、天に打ち上げて天羅万象の世界の真の姿を見たり、普通の RPGのごとく暴
れる妖(あやかし)退治や遺跡探検(盗掘ともいう)など、総計75個。(そりゃそ
うだ)
ミッション・カードを手にホテル内のあちこちに設置した天羅世界の各地
(テーブルが置いてあってテーブルマスターがいる)をうろついて、人にあった
り物を入手したりして、最終的にミッションが終了したら最終キーワードをも
らってめでたく心の傷を癒すわけである。
たいへん愚かな事にグランドマスターのところには「八百万(やおよろず)」
と書かれた判子がある。これをビンゴカードの終了したミッションの数字の所
に押してもらい、心の風通しがよくするのである。
ただし、一人ではミッション達成はおぼつかない。三人〜六人(二日目は五
人)でチームを組んでキャラクターの特性を生かしてミッションをクリアして
いかなくてはいけない。ついでに言うなら、天羅世界は南北朝動乱の影響で南
朝側、北朝側に各領主がついちゃってるせいで南朝側のPCだけで北朝側の領地
をゆくのは得策ではない。敵とはいえ利用できるようなら利用しなくてはいけ
ないのだ。
と、まあそういう事を、プレイ開始直前の30分で大慌てで資料読んだり人に
聞いたりして確認する。
プレイ開始後は山北グランドマスターの助手としてミッションを配ったり(つ
いでにオープニングの説明もしたり)八百万判子を押したり、行為判定(ジャン
ケンで行う)のジャッジをしたりして過ごす。当然ながら、むちゃくちゃ忙しい。
「オロチが出たぞー」
「深海からお宝を引き上げるのじゃー」
「女の子死んだか。それはミッション失敗じゃー。すまんが判子はやれんのー」
「なに。ミッションを放棄したいとな。うむ。確かにこのミッションのパズル
はしんどいわな。おつかれさん。で、新しいミッションだが……」
などと延々と喋ったり身振り手振りを加えたり判子を押したりして過ごす。
プレイヤー・キャラクターのヒットポイントと反比例してこちらのヒットポ
イントは、がんがん低下していく。
もう死にそうというところでいよいよ南北朝にプレイヤーが分かれて(それ
ぞれ約50人)さらにそれぞれ11チームに分かれ、チーム対戦。これも判定はジャ
ンケンを使い、相手チームを負かしたチーム数が多い方が勝利というわけであ
る。
北朝には醍醐帝という即位時14才の美少女の帝がいるそうだが、今回はそれ
をゲスト参加の金澤尚子さんが行うとの発言。
参加者全員(ついでにスタッフ)「14才〜〜〜?」
金澤「みんな。心の目で見ろ。心の目で」
果たして北朝のメンバーが心眼センサー・フルオープンで見たのかどーかは
定かではないが、金澤さんが最後の決戦の前に
「全員整列ー」
とか言うと、50人近い人数がびしっと整列したのにはびっくり。これもカリ
スマか?
そして最終決戦。
結果は金澤=醍醐帝が率いる北朝が七対四で勝利。
その後は、勝利得点(敵の撃破数など)が多い順から景品をもらい、解散。
参加した100人近いプレイヤーのみなさん、どーもお疲れ様。
楽しく遊んでいただけたでしょうか?
その後、スタッフは後かたづけだのなんだので23時30分までかけて撤収。
夕ご飯も食べてなかったのでコンビニエンスストアに買い出しにいって食料
を調達し、もそもそと食う。ああ、疲れた脳味噌に甘い物がおいしい。
さすがに体力の限界を感じたので、本日はここまでとする。山北さんと一緒
に、ホテルの部屋に戻り、寝る。
ぐぅ。
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