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日刊TRPG総合メールニュース 語り部日報:『メタルヘッド・マキシマム』運用報告
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ねこぱんち◎;のTRPGクラッシュテスト!! 『メタルヘッド・マキシマム』編
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『メタルヘッド・マキシマム』について、ねこぱんち◎;さんによります、
紹介を兼ねたプレイレポートを頂きました。
著者ページ:Archaic-Arclight http://www1.ocn.ne.jp/~alicein/
概要
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ある晴れた河原にでも散歩に出ればとてもきもちがよかろうと言う日、何の
因果かゲーマー野郎四人が薄暗い部屋に集っていた。
その目的はただ一つ「メタルヘッド・マキシマム」の基本確認プレイ……通
称クラッシュテストである。
アドリブを入れず、ルールブックに載っている事だけを対象にどれだけ遊ぶ
事が出来るのか?そして何処が良く、何が不足しているのかを確かめるのが、
我々の言う所の”クラッシュテスト”である。
メタルヘッド・マキシマムとは、FEARから発売中のSFアクションRPGだ。
メタルヘッドは元々ホビージャパン社から発売されていたシステムであった
が、今回ルールと世界設定(時代)を改訂して出版された。
GM :「参加者全員がルールブック持ってるなんてすごい久しぶりだ」
PL1:「本来はそれが正しい姿だと思うんだが」
試験項目01:ゲームの目的
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過去に起きたハザードによって荒廃した地球を舞台に、ハンターと呼ばれる”
よろずトラブル解決業”を営む個人経営者達を遊ぶゲームである。
基本的な舞台は北米大陸となっており、巨大な利権を抱えるメガシティと呼
ばれる大都市部と荒廃した土地を開拓しているタウンの対立など、SFウエスタ
ン的な香りが漂ってくる。
具体的な冒険としては、宇宙からマスドライバーでドコドコぶち込まれた隕
石からレアメタルを発掘したり、賞金首を駆り出したり、街から街へ品物を運
んだり、豚の貯金箱をかかえた幼女からの復讐依頼を受けたりといった事があ
げられる。
GM :「うむわかった、これは特攻野郎AチームRPGだ」
PL2:「SF必殺仕事人とか」
試験項目02:キャラクターの立場
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とりあえず、主人公達ハンターという物がどういうものかを確認する。
ルールブック頭のほうに書かれているイントロダクションは良く出来ていて、
・テーブルトークRPGとは?
・プレイヤーの役目
・GMの役目
と言った事柄がしっかりと書かれているは好感を持てる。
その後、後ろのほうに書かれている「ハンターズハンドブック」の項目を読
む。ここに”ハンター”というものがいかなる存在なのかが書かれている。
重要な事柄が数多く書かれており、この項目は前にあったほうが良かったの
では無いだろうかと思われる。
ハンターは正当な理由が無い限り一度受けた依頼を破棄する事はできなくハ
ンター協会への報告義務も発生する。
ハンターとは決してアウトローな存在ではない、ぶっちゃけた話”弱者の味
方”である事が求められているのである。
それに対する報酬こそがハンター協会のサポートということなのだろう。
GM :「ヒーローものなんだろうかのう」
PL3:「よほどお子様プレイヤー達で苦労したんだろうな」
試験項目03:キャラクター作成
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今回は時間短縮の為に、サンプルキャラクターから選択する事となった。
・ランドブラスター(乗り物乗りのスペシャリスト・荒野の運び屋)
・バウンサー (戦闘のプロフェッショナル)
・ネットランナー (ネットワークの魔術師)
・ハスラー (バウンティハンター兼トレジャーハンター)
・イノセント (超能力者)
のそれぞれのクラス毎に男女一人ずつのサンプルキャラクターがいて、巻末
には完成済みキャラクターシートも掲載されている。
ルールブックを色々参照しながら以下のキャラクターとあいなった。
ハンター・リスト (ランドブラスター男)
ハンター・ネイビー (バウンサー男)
ハンター・スミス (ハスラー男)
スペック的に強力なイノセント女は、イラストのあまりの恥ずかしさにプレ
イヤー諸氏は真先にはずした。
ランドブラスター女はコンバットシェル(パワードスーツ)しか持っていない
のでこの人数としては選考から外れた。
バウンサー女は格闘よりの能力のために、今回は厳しいだろうと判断された。
イノセント男は例外的に使えなさ過ぎで論外。
ネットランナーはいないが、シナリオ上で必要になった場合は金で雇う事に
することになった。
ネイビー:「貨物も人も運べないハンターに仕事なんぞこんわ」
リスト :「ランドブラスターはチーム構成決まらないと車両決められません
:ね」
試験項目04:データ類
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メタルヘッド・マキシマム最大のウリといって良いのがこのデータ類の量で
あろう。
なにせ、旧作を未発売のサプリメント込みで一度にぶち込んだような量なの
だから「これは一生使わないだろう」と思えるものまでたくさんそろっている。
銃器は言うに及ばず、トレラーや戦車にヘリコプターまでその多くがイラス
ト付で掲載されているのである。
そのそれぞれには価格が設定されており(金さえ稼げるなら)買えない物は無
いため、通信販売カタログのように、ルールブックを眺めて将来の買い物計画
を考えるのも面白い。
GM :「どこかで見た事あるようなアイテムがごろごろと……」
スミス :「まぁ、いつもの事だ気にするな」
試験項目05:セッション運営
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このゲームではリーダーとブックキーパーを決める事から始まる。
リーダーはまぁいわゆるチームリーダーである。
ハンターチームとしての方針をまとめあげマスターに申告する役割だ。
ブックキーパーはビジネスシートと言う物を管理し、依頼の基本情報や収支
決算などを記録する。
消費弾薬の欄があるのがご愛嬌である(このゲームの弾薬は結構高いのである)。
ネイビー:「食料一食5$で往復5日として三人で225ドルだ」
リスト :「車の修理代は、必要経費からださせてくれんかのう」
試験項目06:付属シナリオ
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ルールブックには3本の付属シナリオが掲載されており、今回は一番最初に
掲載されているシナリオを行う事にした。
そのシナリオはこのゲームをはじめて遊ぶ人向けに書かれたものであるとの
記述があったからである。
GM :「(前略)……というわけで、君達はこの依頼を受けることとなった」
スミス :「はやっ!!」
メタルヘッドのシナリオは依頼有ってのものだねなのだし、最初のシナリオ
としては適切な処置であろう。
へろへろと情報収集を始めるPC達。
シナリオにはどの情報を手に入れるにはどの判定をする必要があるのかが書
かれており、マスターとしては非常に楽であった。
リスト :「ファンブル……………情報売ってください(涙)」
GM :「300ドルだ」
あるとき、依頼者であるNPCが重傷を負ってしまった。
頭部を狙撃されたはずの依頼者は”えんえんと1分間ほどの台詞を喋りつづ
けた後に”治療の甲斐なく息を引き取った。
スミス :「おそるべし生命力」
ネイビー:「君、つっこみどころが違う」
シナリオ中盤、PCたちは強大な敵に直面する事になった。
ふつーに戦えば100ぺん死んでもおつりが来るような相手である。
シナリオにはこのようなことが書かれていた。
”この状況では(検閲により削除)をするしかありません”
リスト :「他に解決手段とか、ありえそうな選択肢は無いの?」
GM :「しなりおでは提示されていない」
スミス :「…………」
試験項目07:基本ルール
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シナリオ中、キャラクター達はバンデット(盗賊)達数名と遭遇、戦闘となっ
た。
このゲームD%の判定なのだが「”判定の値に関わらず”1のくらいの出目
が1ならクリティカル、0ならばアクシデントになる」という豪快なルールと
なっている。
つまり”常に20%の確率でなんかろくでもないことが起きる”システムであ
る。しかも、マシンガンなどの連射兵器は何回も判定する事になるのである、
ということは……。
飛び交うクリティカルとアクシデント、そのたびに発生する例外処理 (ちな
みに、敵の一人は銃の暴発でドロップアウト)。
みるみるうちに頭から血がひくプレイヤー陣。
スミス :「5.66mmミニガン故障〜」
リスト :「車の修理代がぁぁぁぁぁぁ!!!」
ファンブル・クリティカルの度にチャートを参照せねばならないのは非常に
能率が悪い。
ついでに言うと、ダメージも命中個所もはてはクリティカルやアクシデント
までもがチャート引きなのだ。
結局我々は、個々のチャート毎に担当者を決める事でこれを乗り切った (各
チャート担当者に対して数値を伝え、担当者はその結果を返す)。
経験者の談によると、仲間内でも特に(旧作から)慣れたメンバーがその手の
チャートを暗記していて一手に引き受ける、という方法もあるらしい。
スミス :「ここまで頻繁に起きればいずれ覚えるかもしれないがなっ」
リスト :「旧作に比べてちょっと手間が増えたくらいだよ」
GM :「それは本末転倒といわんかね…?」
総評
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『メタルヘッド・マキシマム』は旧作のリメイクであると同時に、最近の日
本TRPG界において欠落した分野(銃を野放図にがんがんぶっぱなしたり、 倒し
た敵から装備を分捕ったり、稼いだ金にあかせて物欲を満たしたり) を補って
いる作品として貴重な存在であるだろう。
しかし旧作で出ていた追加ルールを最初からぶち込んだような作りは、本作
品から遊び始めるような人達にとっては負担となるかもしれない。
特にイントロダクションまわりの出来がよかった (というかようやく求めら
れる水準に近づいてきた)だけに残念なところである。
ヒーローポイント的な救済ルールはあっさりとしておりヒロイックな展開が
お手軽にできるわけでは無く、ややもするとPC達が野盗化しかねないようなシ
ステムではある。
だが「決してヒロイックが保証されてはいないが、だからこそあえてヒーロー
を遊ぶ」というデザイナーのスタンスに共鳴する事ができるならば、このゲー
ムを楽しく遊ぶ事ができるだろう。
そして今回はある知人の言葉で締めさせてもらおう。
「メタルヘッド・ミニマムが欲しい」
いやまったく同意するところである。
アイテム情報
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タイトル:メタルヘッド・マキシマム
著者 :高平鳴海
発行 :有限会社ゲーム・フィールド
形体 :B5ブックタイプ(402ページ)
価格 :\5,000
ISBN番号:ISBN4-907792-15-8
ちょっと一言
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プレイレポートを織り交ぜたゲーム紹介、といったところでしょうか。
こういうのを新旧取り混ぜて揃えられると良いですよね。
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