語り部日報:読書案内:歴史人口学で見た日本

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 本号は随時掲載の書籍紹介号です。

TRPGのための読書案内:歴史人口学で見た日本
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 http://www.trpg.net/book/guide.html 書誌情報と読み所の紹介。


 文春新書『歴史人口学で見た日本』速水融
 ISBN4-16-660200-4 本体価格680円 新書判208ページ 2001年10月発行
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-sf0023&bibid=02084266
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166602004/trpgnet0e-22

 日本における歴史人口学の祖である著者による、歴史人口学とのなれそめを
まじえた、歴史人口学の方法論・成果についての入門書です。
 歴史人口学では、遺存する(ヨーロッパでは)教区簿冊や(日本では)宗門改帳
などの、住人の家族構成や冠婚葬祭を記録した史料を用います。それにより人
口の推移や家族構成の変化、年齢分布の変化などから、当時の民衆のありさま
を浮き彫りにしようというわけです。

 そんな研究からは、いろいろと興味深い結果が出ています。江戸時代には人
口が変らなかったという全人口統計だけからの解釈の過ち、労働集約性が強ま
るにつれ大家族主義から核家族へと変化した農村、「江戸っ子は三代も持たな
い」という都市の死亡率の高さと流入人口の重要性、畜力利用が減少した最大
の理由としての開墾の完了、小作農は流出し絶家し地主は分家を増やしトータ
ルでは安定する、平均初婚年齢の意外な高さ、離婚の多さなどなど。農村の生
きた姿が見えてきます。

文責: sfこと古谷俊一 http://www.trpg.net/user/sf/


sfよりコメント
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 「TRPG情報誌 語り部日報」編集者より。

 農村ネタはあまり知られてないだけに面白いですね。


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