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TRPG情報誌 語り部日報:千字シナリオ:「お慕い申し上げます」
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本号は随時掲載のシナリオ号です。
千字シナリオ:「お慕い申し上げます」
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http://www.trpg.net/scenario/1000/
第九回公募テーマ「卒業」の投稿です。
題名:「お慕い申し上げます」
作者:
讃岐P太( p_ta@d1.dion.ne.jp )
studio TryAngle( http://tryangle.pos.to/ )
想定システム:
現代日本+超常能力物
主題:
超常のモノに取り憑かれた女生徒が、卒業を迎える先輩にストーカー行為を
行う。
彼女の心の傷を癒し、モノを退治することができるか。
導入:
学長の下へ「お姉様を卒業させるな」と文書が届き、PCの知人である女学生
の元へも差出人不明の手紙が日々届き、学内では小規模ながら超常現象も起こっ
ている。
展開:
女子高校に潜入したPCたちは、被害者の周辺を調査し、ストーカー行為を行っ
ている生徒を探す。手間取っていると、卒業式が近づくにつれて、手紙が頻繁
に届いたり、超常現象の規模が大きくなる。
加害者は過去心に負った傷につけ込まれる形で、超常のモノに取り憑かれて
いる。
加害者に取り憑いた超常のモノを退治できれば、彼女は元に戻る。モノを彼
女から引きはがすには、彼女を説得し本人の意志で追い出さなくてはいけない。
説得するためには、加害者の負った心の傷の原因を探る必要があり、「いつ」、
「どこで」「誰と」「どのような」諍いが起きたのか。また、諍いの相手に謝
罪してもらえるように説得する。
などの材料をそろえる必要がある。
終局:
説得に成功すると、彼女は超常のモノを自分のなかから追い出すことに成功
し、PCたちは正体を現したモノと戦う。
失敗すれば、加害者を取り込んだままPCたちに襲いかかってくる。
超常のモノを退治すれば、事件は終わる。
卒業式、校門を出る被害者に、憑き物が落ちた加害者は駆け寄り、はにかん
だ様子で告げる。
「私、お姉様のことがずっとずっと好きでした。頑張って勉強します。だから
大学まで追いかけて行ってもいいですか?」
補記:
オチはイヤな口調で語って、ブラックに終わるのも可(笑)。普通はさわやか
に終わらせるのをお勧めします。(^^;;;
メインは、加害者の心の傷を塞ぐべく、説得の材料を探すシーンです。前半
のストーカー犯人の特定はあまり時間をかけない方向がいいでしょう。
日々送られてくる手紙の内容に、人物を特定する表現を少しずつ織り込むの
が良いと思われます。
ただし、加害者を突き止めても説得の材料を見つけるまでは相手にしてもら
えません。
諍いの内容は「試合での失敗を、諍いの相手には強くののしられ、お姉様は
優しくなぐさめてくれた」など些細なことでかまいません。コンプレックスが
らみだと、説得する方向がつかみやすくて良いと思います。
「私を判ってくれるのはお姉様だけ」と思いこんでいるのが要点です。
説得の方法も、王道を行く内容の方がスムーズに進むと思います。
sfよりコメント
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「TRPG情報誌 語り部日報」編集者より。
この手の展開はマスタリングが難しいんですよね。プレイヤーが割り切りす
ぎると機能しなくなりますし。狐落としと称して監禁して逆に恐喝するとか。
千字シナリオの用法
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シナリオソースですので、遊びたいゲームにあわせてデータ類や具体的なマッ
プ・登場人物や追加ルールなどを整備する必要があります。
あくまでアイデアソースとして、刺激に使うのが便利でしょう。もしくは、
このようなシナリオもありなんだ、と発想を広げるのに使うのも良いでしょう
ね。
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